『ソドムの市』のエキストラだった少年によって惨殺された
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督。ところが、その犯人が、今頃になって「犯人は別にいる」と言い始めたそうです! やっぱり暗殺だったのかも・・・。。何にせよ、『
王女メディア』は今観てもホントに素晴らしい。『
テオレマ』も傑作。
ちなみに、↓この一番下の写真、ウィレム・デフォーに似てる・・・。
以下、毎日インタラクティブのコピペ。
イタリアの映画監督、ピエル・パオロ・パゾリーニ氏(1922~75年)が映画「ソドムの市」を撮り終えた直後に殺害された事件から今年で30年。犯人として服役を終えた男性が最近になって「犯人は別にいる」と証言、監督の側近も「真相は別にある」と話し始め、ローマ地検は3日までに事件の再捜査に乗り出すことを決めた。
殺害を認めた30年前の供述を覆したのは、9年7月の懲役刑に服し、既に出所しているピノ・ペロージ氏(46)。
判決は、当時17歳だったペロージ氏が、ローマ近郊の海岸で同性愛者の監督に不快な行為を要求されて逆上、木材で殴った上、監督の車でひいて殺したと認定した。
ところがペロージ氏は、5月7日に放送されたドキュメンタリー番組で「犯人は別の3人組。家族に危害を加えると脅されたので罪をかぶった。もう両親も死んだので話せる」と語り、にわかに注目を集めた。同氏は今のところ、犯人像については一切語っていない。(ローマ共同)
【パゾリーニ事件】映画「ソドムの市」や「アポロンの地獄」で知られるパゾリーニ監督は1975年11月2日、ローマ近郊の海岸で激しく損傷した遺体で見つかった。直後に監督の車を運転していたペロージ少年が殺害を供述、79年に最高裁で懲役9年7月の刑が確定した。監督は左右の政治家らを鋭く批判し、「反道徳的」とされる作品が多かったことから、事件は政治テロではないかとの憶測があった。遺族は真相究明を求め続け、90年代にも捜査が1度再開されたが、新事実は見つからなかった。(ローマ共同)