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2006年 02月 19日
モノ心がつくようになった頃から、徹底してロングヘア主義です。童話のたぐいに脳ミソが侵食されていた子ども時代、自分を投影するための鏡はお姫さま以外あり得ませんでした。絵本で描かれているお姫さまはもちろんロングヘアー、だから私もロングヘアー。そんな私のメルヘンな自己イメージに危機が訪れたのは、小学校入学の直前。家の近所にあった無口な床屋(現在、ムッツリスケベという評判高し)に父に連れて行かれ、なんと、山ちゃん(南海キャンディーズ)ばりのマッシュルームカットに・・・。床屋のおっさんに梅ガム1枚与えられて帰宅したその夜、鏡を見ながら一生懸命に髪の毛をひっぱって「伸びろォ~伸びろォ~」と念じていた6歳の私。女ですよ・・・(我ながらウンザリ)。
現在のヘアスタイルはと言えば、もう思い出せないほど昔から変わっていません。美容院は半年に1回、というエコノミカルな習慣をキープすべく、真っ黒でストレートのロングヘアーというヘアスタイルをキープ中・・・っていうか、これってヘアスタイルって呼んでいいのだろうか?(放ったらかしているだけに限りなく近い) でも、たまにカチューシャをつけてみたり、ポニーテールにしたり、アップにしたりと、ヘアアレンジも姑息な感じで楽しんでおります。 ところで、私があこがれるヘアスタイルというのは、ちょっと古めの映画に出てくるヒロインのようなヘアスタイル。そう、顔のラインに沿って入れたシャギーをエアリーに演出したりしていないような・・・髪のあちらこちらにカリスマなハサミがちょこちょこ入っていないような・・・そんな「ちょい野暮」スタイル(「ちょい野暮」は、まだ使われてませんよね??)。その代表として挙げられるのは、やっぱりガーリィスタイルの永遠のミューズ、ブリジッド・バルドー! 我らがBB!! というわけで、バルドーのヘアスタイルを研究してみました。 ■ストレートスタイル編 ポイントは、ゆるくカーヴをつけて分けた前髪と、 無造作な感じにカットされたサイド。 よく見ると、トップは少し逆毛を立てて後ろに流してますね。 ちなみに、私の寝起きはいつもこんな感じです(顔じゃないですよ!←当たり前)。 ■バルドースタイル編 無造作に見せといて、かなり作りこんでますねー。 まず、前髪とサイドを短めにカットして、カーラーを巻く。 後ろはロングのままにして、カーラーを巻く。 トップの部分に逆毛&すき毛を入れて、大きくふくらませる。 って感じでしょうか。 ↓前から見てもカワイイ。 私も学生時代、コレをマネしてカーラーで巻き巻き&散らし放題、 みたいなのをやってましたが・・・まぁ、ねぇ・・・。 ■つぶしバルドースタイル編 たぶん、上記のバルドースタイルを崩したものだと思うので、 日本髪の「文金高島田」→「つぶし島田」という名称になぞらえて、 つぶしバルドースタイル。 でも、当時はこういう髪型が流行っていたみたいですね。 もしかしてバルドーが流行らしたのかもしれないですけど。 『バーバレラ』(1967年)のジェーン・フォンダも、同じような髪型にしてます。 ↓ ↓ もしかして、この髪型って、単にロジェ・ヴァディムの好みってだけだったりして・・・(笑)。 ■ポニーテール編 やっぱりポニーテールは、こんな「無邪気さ」とセットでお願いしたいもんです。 前髪から、サイドから、カーラーで巻いた「輪」が 顔の輪郭をふちどっているのも、たまらなく可愛い。 ついでに、最近発見したこと。 私はポニーテールが好きでたまにやるんですけど、 あまり高く結いすぎないことと、前髪も全部あげること、 の、この2点が(日本人にとっては)重要だと気がつきました。 なぜなら、あまり高くあげすぎて、しかも前髪なんかがあると、 「白虎隊/女編」(?)みたいな感じになっちゃうからです。 毛先をカーラーで巻いたりすればいいのかもしれないですけどねー。 ■リボンスタイル編 たっぷりとった前髪は、かるく巻いて左右に流す。 もみあげも手を抜かず、かるく巻く。 おろした髪も、ゆるく巻く。 とにかく、手を抜かずにすべて巻き巻き! でも、巻きすぎない!! ←重要 ■ふたつしばり編 これだけで何でこんなに可愛いのだ? ま、負けました・・・(最初からだけど)。 前髪とサイドにつながる部分が、ポイント。 ■前髪編 ついでに、アイラインの引き方とか、ホワイトラインの引き方、 目の下の小ジワなんかも、しっかりチェック。 でもちょっとくらいシワがあったって、こんなに目がパッチリと大きかったら、 ちっとも目立たないよなぁ~と思うわけです。 そういえば、これと似たような画像があったような・・・ ↓ ↓ ↓ 楳図かずおって、やっぱり、どっか異次元を見てますよね・・・。 (この画像は、「半魚文庫」サイトからいただきました) ■アップスタイル編 とにかく大きくふくらませて、残った毛先はカーラーで巻いてグラフィカルにアレンジ。 前髪・もみあげ・後ろ髪をそこはかとなく残して、そしてカーラーで巻き! アップにした髪の毛を、無造作に散らしているのでしょうか?? アップにカチューシャ、っていうのもガーリィ。 たっぷりめの前髪とサイドを、ゆるくカーラーで巻いて。 これとソックリな髪型にしたのは、『月曜日のユカ』の加賀マリ子。 しかし・・・、何となく、日本髪ふうな気もするのですが・・・。 ■黒髪ボブ編 バルドーで黒髪でボブだと、カッコイイのは何故? これはウィッグでしょうね。 私もこういうウィッグかぶりたい!!! でも、日本人顔の私がかぶると、いくらアイメイクを濃くしても、 こういう↓感じになっちゃうんだろうなぁ・・・と思ったり・・・。 ↓ ↓ ↓ (相模悪龍会会長・曽我笙子 『不良少女と呼ばれて』より) ■サングラス編 こういうさりげない感じだととてもカッコイイのですが、 頭にサングラスって、キメすぎるとギャグ以外の何ものでもないです。 VIVA80年代?というか、W浅野? そう言えば、浅野ゆう子が「だしょ~?」とか言っちゃうサムすぎるCMがあったなぁ、 と、このあいだ何の脈絡もなく、ふと思い出しました。 あ、そうだ、トーストにマーガリンを塗っていた時だ。 思い出すべき事は他にたくさんあるだろうに・・・。 そんなわけで、バルドーのヘアスタイルを見てみましたが、参考にできるようなできないような・・・何しろ髪の色だけじゃなく、顔も体も違うし・・・。まぁ、参考にできるところはすればいいのです。重要なのは、ヘアスタイルの背後にあるファンタジーです!! 私なぞは、前髪をあげてピンでとめるだけでも「これは『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴふう」とか思ってるわけですから・・・。おめでたいものですね! 番外編。 中国のダイ・ユエチンさん。髪の長さは4メートル以上、今も少しずつ伸びているそうです。 何しろ、14歳から26年以上ずっと髪の毛を切っていないそう。 「The Long Hair Site」サイトには、ロングヘア主義な人々の画像がたくさん。ロングヘアマニアやロングヘアフェチは必見です。
by houtoumusume
| 2006-02-19 05:52
| ◆御洒落
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