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2006年 01月 10日
あけましておめでとうございます! いよいよ今年も10日を過ぎてしまいましたね。去年の「To Do リスト」を半分以上消化できないまま、年を越してしまった手帳を目の前にして、早くも焦っている私です。今年の手帳もまだ買っていません・・・。もう良いのは売切れてしまったかも・・・。こうして今年も、微妙にズレを生じながら過ぎてゆくのでしょうか・・・。 そんな感じですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ハンサム論・・・って、新年早々ズレまくっていますが。いや、あの、お正月に、大好きな滝沢馬琴の『里見八犬伝』がドラマ化されていまして、主演が滝沢秀明(=タッキー)だったんです。ハッキリ言って退屈なドラマで(というか、あの物語をドラマにするのはほぼ不可能だし)、途中で見るのをやめたくらいなんですけど、その画面を見ている間中、ずっと私は考えていました。やっぱり私にとって、ジャニーズ系は、「ちがう」・・・と。 ジャニーズ系って、本当にみんながみんな好きなんでしょうか? 私はたのきんトリオ(!)の昔から、光ゲンジを経て、スマップ、今人気らしい(伝聞)、嵐、NewS、KAT-TUNに至るまで、ジャニーズ系にキュンとなった経験が全くないので、本当にわからなくて。でも確かに、みんなそこそこ顔は整っていて、今風にオシャレ、明朗快活なフンイキに、若々しいセンス・・・と、全てのスペックが平均値以上。バランスの良い男の子たちだというのは、私も認めます。・・・と、そこでハッと気づきました。この、「全てのスペックが平均値以上で、バランスがとれている」、このことこそが、私は気に入らないのだ!ということに。 どこかしら、過剰だったり、不足していたり、規格外れだったり、捻じ曲がっていたり、滑稽だったり、黒かったり。そういうイビツな部分があって、それでもなおかつ魅力的な美形。そういうタイプにキュンとなる女子って多いと思うんですけど、ジャニーズ系って、そういう突出した部分をならして平均化しちゃって、できるだけ多くの人々の共感が得られるようにして、店頭に並べている感じがします。今風で高スペックだけど可もなく不可もない家電みたいな感じ?(笑) 言われている「個性」っていうのも、そのグループの中で差異化してるだけで、ピンで見たら、言うほどの強烈な個性はないような気がして・・・(ファンの方、すみません。。) でも、そのグループ内の相関図を理解しちゃったら、俄然面白くなってハマっちゃうのかもしれませんよね。歌舞伎や宝塚なんかと同じで、その世界内での関係や、価値評価や、文脈があるわけで、それを愛でる楽しさっていうのは、歌舞伎好きの私にもわかるような気がします。私も、ジャニーズに全く詳しくないから「サッパリわからないわ~」なんて言ってるけど、あるていど詳しくなっちゃったら、突然、「私、仁担当だから!!」とか言ったりするのかも(笑)(使い方は正しいでしょうか?>担当)。 じゃあ、そのアンタの言う「どこかしらイビツで、それでもなお魅力的で美形」って、誰よ? ということで、その筆頭にあがるのが、アラン・ドロン(Alain Delon)(森茉莉ふうに言うと、アラン・ドゥロン)。って、すっごいベタっていうか、いや、もう既にベタを通り越して、ひたすら古いだけじゃ・・・? 確かにそうですよね、すみません。でも、こういういわゆる、爪先から頭のてっぺんまで「二枚目」としか書いてないようなハンサム男って、なかなか現代にはいないように思うのです(ちなみに、トムクルは却下)。 1966年、31歳のドロン氏。 撮影は、ジャン・マリー・ペリエ(Jean-Marie Périer)。 (フランソワーズ・アルディの恋人だったフォトグラファー)。 アラン・ドロンの愛すべきイビツなところは、徹頭徹尾ハンサム男、というところ。何を言おうが、何をしようが、何を頑張ろうが、ハンサム男としか帰着しないところ。 (画像は、映画『山猫』。左は、C・カルディナーレ) (左は、当時の恋人ロミー・シュナイダー) ちなみに、この人の眉毛の形が、スゴイ。 何をしてもハンサムなドロン氏。彼は実業家としても有名です。会社を設立し、「アラン・ドロン」というネーム入りのベルトとか靴とかネクタイとかコートとか、(ダサ系)ライセンス商品を販売しており、日本は格好のマーケットにされちゃっているようす(→サイトはこちら)(チェイサーさんからの情報ですが、日本よりも東南アジアの方に力を入れているようです)。さらに、「サムライ」という香水を乱発しているのでも有名ですが、最近では「サムライ・ウーマン」シリーズなるものも発表し、香水のみならずボディケア商品まで絶賛発売中(→サイトはこちら)。そういえば昔、新聞に「アラン・ドロンと過ごすパリ・ツアー」みたいな広告がよく載っていて、子ども心に「金を出せばアラン・ドロンと旅行できるのか??」といぶかしく思っていたのを思い出します。 (画像は、映画『サムライ』) 実生活では、マフィアとの関係がとりざたされたり、殺人事件の容疑者になっちゃったり、と、黒い一面もあったりします。殺人事件の経緯については、tomoさんのサイト(→こちら)に詳しいのですが、まとめると以下のようになります。 1966年、アラン・ドロンの元ボディ・ガード、ミロシュヴィッチが、ミッキー・ルーニーの五番目の妻(愛人だったらしい)と共に殺害される、という事件がハリウッドで起きました。その犯人との疑いをかけられたのが、これまたアラン・ドロンの元ボディ・ガード、マルコヴィッチ。ところがその2年後、そのマルコヴィッチ(31歳)が射殺され、ヴェルサイユ近くの街のゴミ箱から死体で発見されます。その後、新事実が明らかになりました。生前、マルコヴィッチは、パリ16区で高級売春宿を経営しており、そこでは夜な夜な政界の要人や有名人がつどっては、乱交パーティをしていたらしいんですね。で、マルコヴィッチはそれをネタにして、強請りをしたりしていたんだそうで、顧客リストの中には、時期大統領ポンピドー夫妻の名前もあり、ついには政界をも巻き込んだ大スキャンダルに発展。さらに、マルコヴィッチは、アラン・ドロンの妻ナタリー・ドロンの愛人だったという事実も明るみに・・・。そんなわけで、アラン・ドロンは警察から重要参考人として召還されましたが、結局、証拠がないまま捜査は打ち切りになったんだそうです。 ただ、このマルコヴィッチ殺人事件がきっかけとなって、アラン・ドロンと暗黒街の黒い関係が明らかになってしまいました。でも、暗黒街ものを得意としたドロンにとっては、それほどの打撃にはならなかったのでは・・・? 現に、翌年には、「もっとも憧れるフランス名士10人」に選ばれていたそうですしね。(ちなみに、ご存知の方も多いと多いと思いますが、アラン・ドロンの暗黒街ものは傑作が多いです。『地下室のメロディ』とか『シシリアン』とか『さらば友よ』とか『サムライ』とか『仁義』などは、本当にオススメです!) (一人二役ちゅう) (画像は、映画『太陽がいっぱい』) そんなわけで、単なるハンサム男というだけではなく、黒かったり(殺人事件とマフィア)、滑稽だったり(ライセンス商品)、イビツな部分もちゃんとおさえているアラン・ドロン。 実際、ハンサム男は、世の共感なぞホントのとこはどうでもいいのです。なぜなら、オレだから。オレがよければ全てよし。いつだってオレ中心。だって、オレが一番ハンサムなんだもん・・・。 ちなみに、去年(2005年)のアラン・ドロン。 ↓ ↓ (ヒゲがポイントかも・・・?カッコイイ爺さんはヒゲが長いことが多い。例:内田ユウヤ) えーと、この続き、もっと書きたいのですが、時間がありません。次回に続きを書きたいと思いますが、その前に。最近の私の胸キュンなハンサム男について、やっぱり書いておかねば・・・(笑)。 というわけで、要潤です。ファンのあいだでは、「キャナメ」と、多少の笑いとともに呼ばれているようす。私はにわか要潤ファンなので、よく知らないのですが。って、別に出演番組をかかさず見てるっていうわけでは全くないので、ファンというわけでもないんですけど・・・。 ちなみに、キャナメ氏は昔、熟女代表・十朱幸代と交際していたらしいです(噂ですけど)。十朱幸代は1942年生まれ。キャナメ氏は1981年生まれ。噂がホントだとしたら、年の差39歳・・・。親子っていうよりも、既に祖母と孫、って言ってもおかしくない関係だと思うんですけど。何しろ、キャナメ氏ってば、相当な年上キラーなんだそうです。 何ていうか、キャナメ氏って、ボーッとしてそうっていうか、ちょっとフヌケっぽいっていうか、脱力マイペースな感じが、オバサンの支配欲を刺激するのではないか?と、オバサン年代にさしかかった私はしみじみ思いました。TV『幸せって何だっけ』(←細木数子は見たくないのだが、要潤を見たいがためにたまーに見る)でも、キャナメ氏は細木数子によくイジられていますが、なんか、こう、可愛いがりつつもイジメたくなるタイプっていうか。今まで私は、こういうフヌケタイプなぞ全く興味なかったんですけど・・・年をとった証拠でしょうか?(でも、こういう顔は昔から好き。) そんなわけで、キャナメ氏からの新年のメッセージ。 カ・・・カッコ悪い・・・(笑)。 つーか、オマエに「年々益々厳しい時代になりつつありますが」 とか言われたくないっつーの。 (ちなみに、これは数年前の画像です) しかし。これぞ愛すべきイビツ系ハンサム男。滑稽でアホ、というイビツさをきちんとおさえていると思うのですよ・・・(ま、天然か演出かわかりませんけどね←イジワル目線)。でもその前に、「そもそもこういう顔ってキモイんだけど」と言う方も、たぶん一定の割合でいると思われるのですが、そういう賛否両論なところもイビツ系ハンサム男の面目躍如なのよね・・・! と妙に嬉しがっちゃったりするのも、こういうイビツ系を好む人間のイビツなところよね・・・と、最後に自戒をこめて付け加えておきたいと思います。 >> アラン・ドロンについて詳しいサイト 「Unknown Data for Alain Delon」 「LE REGARD D'ALAIN DELON」 >> アラン・ドロンの画像サイト 「Alain Delon」 「Alain Delon」 おまけ。 言いたくはないが・・・、 野々村真にそこはかとなく似ているアラン・ドロン。
by houtoumusume
| 2006-01-10 07:36
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